錦市場から六条通りを経て七条商店街へ
小路通りは新京極通りとの交差点錦天満宮正面をT字交差点として西へ伸びる通りである。特にこの通りの寺町高倉通と間の「錦市場」はアーケードの商店街になっていて京都の台所といわれ、大変にぎやかな通りになっている。道幅は大変狭くぜいぜい3mでほど、両側の店とも人だかりになっている事も多く、わずかに通行できる部分はイメージとしては百貨店の地下食品売り場(デパチカ)並みに混雑していることもある。魚、精肉、川魚、鶏肉、野菜、果物、雑穀、煮物、佃煮、漬物、乾物、和菓子、茶、加工食品、は有に及ばす、出し巻、焼き魚、麩、湯葉などの専門店などもあって買う当てなど無くてもついつい見入ってしまう。、高級料亭、割烹、旅館などへの出入りしている店も多く最高級の素材も手に入れることも出来る。そんな商店街も高倉通を越えると商店街も終わり大丸百貨店の北筋にあたる。大丸の駐車場に入る車がたくさん烏丸通から流れてくる。その駐車場も一つのビルほどもあるぐらいに大きい。烏丸通をこんどは南に下がっていこう。ここ数年烏丸通も大きく様変わりして、新しいビルがどんどん出来てきた。新しいビルができると以前そこが何が建っていたのか、よほど特徴的な建物か個人的になじみがある場所である場合以外は、ほとんど思い出せない。 
条烏丸も東京三菱UFJ銀行の建替え工事も新しくなり、北西角の旧大和銀行ビルもNTT都市開発が「四条烏丸プロジェクト」商業施設とオフィスのコンプレックスビルを計画中。この日もすでに解体工事の工事準備が進んでいた。烏丸を五条まで歩いて烏丸五条を右折して五条を西へ歩いていく。日差しが暑い。五条室町角にある上原成商事のガソリンスタンドを一筋西に行くと小さな南北通りが見えてくる。この通り名は知らないのだが五条の一つ南の揚梅(ようばい)通りまでその長さわずか40mほどの短い通りである。これはことによると松原から繋がっている小田原町通りが広い五条通りをはさんでずれて存在するのかもしれない。そうだとしても大変短い通りなのは間違いない。そしてなによりこの通りの一番の驚きは、道路の真ん中に自動車通行止めのための鉄製のポストが設置されていることである。帝金のテイキンバリカーのような車止めポストの様にアスファルトの道路面に埋め込まれていて、四角い鋼製のポストが1mほど道路の真ん中に突如突き刺さっている感じである。公道にこのような埋め込み式の車止めが街中にあるのは大変珍しいのではないだろうか。揚梅(ようばい)通りを西に折れて、正面にみえるのはたしか尚徳中学校古い建物があったところなんだかま新しい校舎になっている建替えられたのだろうかいやそうではない。ここは学校統合出来た新しい中学校の下京中学校になったのである。伝統ある校舎がなくなるのは残念であるが、生徒さんが勉強しやすい快適な環境で学ぶ為の校舎であるならやもえないだろう。ただこの新しい校舎は周囲の町並みと調和した京都らしい外観ということで京町屋をイメージしつつ子どもにも地域にも環境にもやさしい新校舎の題目の元で建てられたのだがいかがなものだろう。もちろん限られた予算の中最大の努力が払われてはいるのだろう、四角四面の平板な校舎よりはすこし工夫をしました程度にみえるのだがいかがだろう。では京都らしさとはどのような根拠をもってだれがそう決めるのか。京町屋をイメージしたデザインとはどんなものだろう。鉄筋や鉄骨建てあるいは木造でも京都らしい、京町屋らしい建物とはいかなるものかは大変難しい命題なので一概にこれが悪いというのではない。これからもそのような模索、提案が広くなされてよりふさわしい容というものが出来上がることを期待しよう。
町通りをこえて、若宮通りの南へ下がると次にでてくのが六条通り。京都の通り地名ので一条から十条まで東西通りがあるのだが、この六条通りが影が薄いだろう。河原町通りの東本願寺渉成園(枳殻邸の北隣にある河原町通五条下る東側の「ひと・まち交流館 京都」の角から出ている通りである。そこから富小路で角度を変えて烏丸通りまではそこそこの広さがあり車も十分通れる広い通りだが、烏丸から新町までは車は通れるか通れないかぎりぎりの路地である。更にすこし北ふって新町から堀川までは道幅2mぐらいの細路地である。それでもアーケードもなく開放的で気持ちのよい通りである。これぐらい狭いと車は通れないしも人もほとんど通らないないので一軒づつのお店を眺めつつ歩いていける。そして堀川六条で終点である。この狭い通りと堀川の大路の差はあきらか堀川通りの歩道のほうが六条通りより広いかもしれない。堀川花屋町を更に西へ歩いていく。千本通りを越えてから花屋町町通りを西に眺めるとみえるのがこの風景、見事な長屋風町屋である。おまけに角の建物は3階建てである。最近はこう風景を目にすることが少なくなってきた。角をまがって南へ下る。このとおりにはさしたる名称がないのだろうか?ちょっと調べてみたが判らなかった。正面通りに突き当たり正面にみえるのが平安高校である。女子学生が歩いていると後から男の子が自転車でやってきて「先輩やら帰らはった?」「うん。さっきい帰らはったえ」路地裏で聞く若い学生がしゃべる京言葉はなんだかうれしい。 
安高校の間をすり抜ける櫛笥通りを南に下がり、中堂寺南通りを西へ折れる。壬生川通りを越えると庶民的な民家の続く地域に入る。このあたりは京都中央卸売り市場と平安高校、梅小路公園など大きな敷地の施設にはさまれたところなので、車も人も通り抜ける交通が少なくなんとなくのんびりした雰囲気が漂っている。そのせいかどうかはわからないのだが歩くにつれ看板文字が目に入ってくる。もちろん大通りにあるような車の為ではなく、歩行者を意識したものである。驚いたことに路地や辻子、正式名称のない通りには通称までまで、すべての通りに名称看板が付けられてある。すばらしい地域文化活動だ。極めつけは僅か20mでつきあたる路地。京言葉で(どんつき)にも丁寧に通り名の札が書かれている。そもそもそんなどんつきに通り名があってそれが生き残り、現在もなおこうして生活に生きている事が凄い。千本通りを七条にでてから山陰本線の高架橋を越えると七条新千本。というより京都市中央卸売り市場正面といったほうがわかりやす。今までまったく無計画でふらり足の向くままあるいてきたが、ここに来て「商店街巡り」をやってみようと思った。錦市場、六条商店街をあるいたのでここで最後七条商店街を歩いてみる。
こは通称七条商店街で十分通るのだか実は正式には七条通りにある5つの商店街がつながっている集合体のことなのだ。正式には七条センター商店街、七条千本繁栄会、七条中央サービス会、西七繁栄会、七西甲子会という商店街組合に分かれている。範囲は七条大宮あたりから七条佐井までの広範囲に及ぶ大商店街なのである。さてそれではその七条商店街を西へ歩いていきことにしよう。ここの特徴ななんといってもその広い七条通りに面している京都市中央卸売り市場のおひざ元である点であろう。まずそんな広い商店街なので基本的には北側と南側とはまったく違う商店街といってよいだろう。したがって北側を歩くか南側を歩くかを決めないといけない。もちろん迷わず南側である。なぜならとにかく日差しが暑いのである。とにかく日陰を歩きたいただそれだけ。本来にほんでは通りでは通りの北側に面するほうが南向きになるわけで日当たりがよいので南向きが土地の値打ちがあるのだが商店街むしろ日陰になる北側のほうがよい。やはり食品やその他商品を扱う店にとって日差しは大敵である。さて商店街を歩くとここの特徴のもう一つが現れます。それは自動車の斜め駐車です。いまでは大変珍しい風景ではないだろうか。元々京都市中央卸売り市場ということで道路が広かったならだろうか、そして卸売市場の前の商店街ということで斜め駐車が定着したのかもしれません。駐車や停車の方法に従わなければならない場合(道路交通法第47条)車両を駐車する時は、道路の左側端に沿わなければならないと規定されているが一部交通法第48条の道路標示により、車両が道路標示によって区画された部分に入って道路の側端に対し斜めに駐車すべきことを指定すること。 とあります。京都市内でこの斜め駐車はほかにどの位あるのでしょうかね。たしか大和大路正面角の豊国神社前もそうだったような違うような。そんなことを思いながら商店街をあるいていくと。それぞれが片側だけの商店街なので歩道を目一杯いぶんの店舗のほうにフルにつかっているのがわかります。店先から出せるだけ商品をだして。歩道の一番車道よりの反対側にも商品を並べている。これがこの商店街の特徴といえそうです。幅の広い歩道もそれのっかげでひとがなんとかすれ違うのが精一杯なぐらいの狭さになっている。鮮魚・野菜からはじまって和菓子・お茶・喫茶・軽食・お食事・居酒屋・食料品・酒・雑穀・ロープ・ダンボール・ 家具・はんこ・生活雑貨・傘・ミシン専門店・ 靴 ・文具・眼鏡・時計・貴金属・カメラ・家電・電気工事 ・クリーニング・ 自転車・オートバイ・薬・漢方薬・玩具・CD・ビデオ・書籍 まあざっとこんな感じ。まあ一般的な生活用品はだいたいそろうのではなかろうか。見て歩くだけでも楽しい。
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