東寺から本町通りを経て伏見へ(京と伏見の境はどこだ)
回は京から伏見まで歩き、その境目を体感しようというテーマで路地裏探検をする事になった。伏見区在住の一般参加の陶芸家岡本様に先達をしていただいた。岡本様はこの路地裏探検には2回目からはほぼ常連で参加している。近鉄九条駅にそろった参加者は8名(一般3名、会員5名)は九条油小路を南へ意気揚揚と路地裏探検にスタートを切る。まずは京都テルサの大きなビルがみえてくる、テルサを南下して札の辻通りを東へ向かう。というのも南区九条あたりから伏見へ至るには陶化橋、勧進橋、もしくはくいな橋を渡るのが一般的だからである。南大橋や鳥羽大橋、小枝橋なども考えられるがやはり路地裏探検では新興地や工業地帯よりも古くから栄えた本町筋や師団街道へ向かうほうが妥当だろう。隊は市営松の木団地を横切り陶化橋を渡る。
化橋は阪神高速の十条トンネルの工事で随分変わったところ。その真新しい橋を渡ると疎水にかかる橋がずいぶんかわいく思える。京阪鳥羽街道の駅のすぐ先にはJR奈良線が通り二つの踏切の間に小さな食堂が挟まれて建っていた。鉄道路線に挟まれた鉄ちゃん御用達のような店である。本町通りは古くから京と伏見を結ぶ街道でその性格は今も変わっていない。町並みも途切れることなく続き歩いて伏見に入るには昔も今も一番楽しい道であろう。また自動車は北行きの一方通行なのでどちらか言うと京から伏見へ行くほうが歩きやすいかもしれない。間もなく歩くと伏見人形で有名な丹嘉が見えてくる。そしてその先へ進むと伏見稲荷大社の参道に到着する。
名な観光地にはあまり興味がないメンバー揃いで伏見稲荷も素通りでぬりこべ地蔵さんへ向かう。ここでも地元の人が何やら御説明。最近はここも有名になり各地から団体さんで来るらしい。住宅街をとおり石峰寺に立ち寄りながら目指したのが「茶碗子の井戸」。このあたりは今回わたしのすいばということで紅雪窯の岡本様が先達でご案内いただいので伏見のおもしろい名所を巡ることができる。雀食堂をへて再び本町通りにもどる。やがて聖母女学院(旧第16師団本部司令部)軍人湯などかつての軍都の雰囲気をわずかに残す深草を通過。
てここらで気分をかえて直違橋で本町通りから別れを告げ疎水縁を歩くことにしよう。おもえは路地裏探検はあちこちでこの京都疎水と出会っている。下鴨での疎水分流、北白川疎水通り、銀閣寺道でのサイホン、蹴上のねじりマンポ、などなど常に疎水があったように思う。また白川、高瀬川、鴨川と川があった。川の流れる景観が狭い路地やそこから抜け出す大通りの橋の風景として、京の街並みに変化をあたえる要素になっているようにも感じられた。その疎水からも京阪墨染駅北側の橋梁を渡るところで別れをつげて一行は師団街道へと進む。この道は古くからある街道で現在は府道35号大津淀線となっている。そしてこの通りが国道24号線と交わるところが撞木町である。この国道を超えたところから「伏見の街中に入った感じがする」という感想が多かった。
ンバーのみんなから一番伏見感じる瞬間としての意見が多かった撞木町で国道24号線を越えることにしよう。確かにここからは明らかに京都の碁盤目の街中とは違う形での中心街が形成されている。ここまでの通りはどちらかというと京都伏見を結ぶ街道筋の空気があった。このあたりから通りの両側に酒蔵が増えてくる。ただしここ10年ぐらい前から大きなマンションが軒並み建ち上がった。おそらく多くはかつての酒蔵を取り壊しての大きな敷地を確保してのマンションだろう。最終地まであとわずか。道々にある地図を頼りに街歩きするのもたのしいね。どこか面白そうなところある?はい。到着最終目的地伏見「鳥せい」しかしよく歩いたね。近鉄東寺から伏見まで。すごいやんね。やった!さあここで祝杯をあげましょう!ほいきた!これが楽しみだわ。
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